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純正トナーカートリッジはなぜ値上がりしているのか?【2026年版】

2026年6月4日公開 / 2026年9月更新|カテゴリ:価格・市場動向

2026年 トナー値上げの原因と対策

🔔 【速報】主要メーカーの純正品価格改定が今秋相次いで実施

キヤノンが2026年9月1日出荷分より価格改定を実施したのに続き、NECが2026年9月30日、ブラザー・エプソン・OKIの3社が2026年10月1日より、それぞれ純正消耗品の価格改定に踏み切ります。ブラザーはレーザートナー・ドラムおよびインクカートリッジ計180品目が対象で改定率は約5〜10%UP、OKIは消耗品・本体・用紙をあわせた305品目が対象です。詳しくは「メーカー別の価格改定動向」をご確認ください。

「今年もまた純正トナーが値上がりした」――そんな声を法人の購買・総務ご担当者様から多くいただくようになりました。この値上がりは一過性のものではなく、複数の構造的な要因が同時に重なって生じています。本コラムでは値上がりの背景を整理したうえで、メーカー各社の改定動向と、値上げの影響を抑えるための具体的な対策をご紹介します。

純正トナーが値上がりしている5つの理由

純正トナーカートリッジの価格が上がり続けている背景には、単一の理由ではなく、いくつものコスト増加要因が同時進行していることがあります。

要因 1

原材料価格の上昇

トナーの主原料であるポリエステル樹脂やカーボンブラック、各種顔料は、エネルギーコストの高止まりの影響を受けて製造段階でのコストが上昇しています。これが製品価格へ転嫁されやすい状況が続いています。

要因 2

電子部品の調達コスト増

近年のトナーカートリッジには、残量を検知するICチップが組み込まれています。世界的な半導体不足・需給の逼迫により部品の調達コストが上昇し、カートリッジ1本あたりの製造原価を押し上げる要因になっています。

要因 3

円安に伴う輸入コストの増加

大手プリンターメーカーの多くは海外に生産拠点や原材料の調達先を持っています。円安が進むほど輸入コストは膨らみ、国内販売価格を押し上げる方向に働きます。為替が円高方向へ戻らない限り、この影響は継続すると見られます。

要因 4

物流費・人件費の上昇

燃料費の高止まりを受けて国内の運送コストは上昇傾向にあります。あわせて製造・物流現場での人件費上昇も製品価格へ転嫁されやすくなっており、業界全体に共通する押し上げ要因となっています。

要因 5

印刷市場の縮小に伴う販売数量の減少

ペーパーレス化の進展でオフィスの印刷枚数・トナー販売数量は長期的な減少傾向にあります。販売本数が減ると固定費をより少ない本数で回収する必要が生じるため、1本あたりの単価は上がりやすくなります。

メーカー別の価格改定動向(2026年)

2026年は主要プリンターメーカー各社が相次いで純正トナー・消耗品の価格改定を公表・実施しています。各社の公式発表に基づく最新の動向は次の通りです。

  • キヤノン(Canon)2026年9月1日改定済み 2026年8月28日に価格改定を発表し、2026年9月1日出荷分より実施済みです。改定率は公表されておらず、対象商品の詳細はキヤノン公式サイトでご確認いただけます。
  • NEC2026年9月30日改定 2026年5月22日に価格改定を発表。実施日は2026年9月30日で、対象はページプリンター「Multiwriter」シリーズの消耗品全般(トナーカートリッジ、ドラムカートリッジ、トナー回収ボトル、ステープル針など)です。改定幅は品目により異なりますが、概ね3〜10%程度とされています。
  • ブラザー(brother)2026年10月1日改定 2026年8月6日に価格改定を発表。実施日は2026年10月1日(木)で、改定率は約5〜10%UPです。対象はレーザープリンター用トナー・ドラム74品目(出荷価格・希望小売価格)、インクジェットプリンター用インクカートリッジ106品目(出荷価格)です。
  • エプソン(EPSON)2026年10月1日改定 2026年7月14日に価格改定を発表。実施日は2026年10月1日で、ページプリンター137品目、ドットインパクトプリンター48品目、スキャナーオプション1品目のほか、保守・修理などのサービス1,398品目が対象です。具体的な改定率は品目ごとの一覧表にて案内されています。
  • OKI(沖電気工業)2026年10月1日改定 2026年8月18日に価格改定を発表。実施日は2026年10月1日(木)で、消耗品・メンテナンス品249品目、プリンター本体13品目、専用用紙43品目の計305品目が対象です。
  • リコー(RICOH)・富士フイルムビジネスイノベーション(旧ゼロックス) 両社とも原材料費・エネルギーコストの上昇を理由に、消耗品価格の見直しを継続的に行っています。品目ごとの詳細は各社公式サイトの発表をご確認ください。

*改定時期・改定率・対象品目は各メーカーの公表情報(2026年9月1日時点)に基づきます。最新かつ正確な内容は各メーカーの公式発表をご確認ください。当店の販売価格は改定を反映した金額を各商品ページに表示しています。

直近の価格改定スケジュール一覧

2026年に公表されている主な価格改定を、実施日順に整理しました。改定前後の計画的な調達や、リサイクルトナーへの切り替え検討の参考にご活用ください。

メーカー 実施日 主な対象・改定率
キヤノン 2026年9月1日 純正品全般(改定率非公表)
NEC 2026年9月30日 Multiwriterシリーズ消耗品/約3〜10%
ブラザー 2026年10月1日 トナー・ドラム74品目、インク106品目/約5〜10%
エプソン 2026年10月1日 ページプリンター等186品目、サービス1,398品目
OKI 2026年10月1日 消耗品・メンテナンス品249品目、本体13品目、専用用紙43品目

*各メーカーの公表情報に基づく参考値です。品目ごとの詳細・正確な改定率は各メーカー公式発表をご確認ください。

値上がりは今後も続くのか

先に挙げた5つの要因のうち、短期間で解消が見込めるものは多くありません。とりわけ「印刷市場の縮小」はペーパーレス化という大きな流れの中で反転しにくく、「円安」や「原材料コスト」についても急速な改善は期待しづらい状況です。

こうした状況を踏まえ、純正トナーへの依存度を下げてコストをコントロールしようとする動きが法人のお客様の間で広がっています。値上げのたびに一喜一憂するのではなく、情報を早めに把握し、主体的にコストを管理していく姿勢が今後より重要になってきます。

トナー値上げへの具体的な対策法

値上げそのものは構造的な要因によるものですが、購買側の工夫次第でコストへの影響を抑えることは十分可能です。代表的な対策は次の3つです。

1. 改定前後を見据えた計画的な調達

改定時期が事前に公表されている場合、必要な数量を前倒しで確保することで一時的な負担増を抑えられます。NEC・ブラザー・エプソン・OKIのように実施日が明確なケースでは、直前の計画的な発注が有効です。ただしトナーには保管条件や推奨使用期限があるため、過剰在庫は避け、実際の消費ペースに見合った数量にとどめることが大切です。

2. リサイクルトナーへの切り替え

最も効果が大きいのが、純正トナーからリサイクルトナーへの切り替えです。純正品に比べて大幅なコスト削減が見込め、メーカーの価格改定による影響も受けにくくなります。品質面はSTMC認証基準に準拠した製品を選ぶことで、純正品と同等水準の印刷品質を確保できます。

3. 印刷ルール・運用の見直し

モノクロ印刷・両面印刷の標準化や、不要な印刷そのものを減らす取り組みにより、トナーの消費量自体を抑えることができます。値上げ対策とペーパーレス・環境配慮を同時に進められる方法です。

コスト比較:純正とリサイクルトナーの価格差

リサイクル(再生)トナーは、使用済みの純正カートリッジを回収・洗浄し、部品交換とトナー充填を行って再生した製品です。純正品と同等の印刷品質を保ちながら、純正比で大幅なコスト削減が可能です。

項目 純正トナー リサイクルトナー(当店)
価格水準 定価ベース 純正比 約30〜60%削減
印刷品質 メーカー保証品質 STMC認証基準・同等品質
保証 メーカー保証 当店1年保証
環境対応 新品製造 資源循環・廃棄物削減
納期 販売店による 即日〜翌営業日発送

*価格削減率は機種・型番により異なります。詳細は各商品ページをご確認ください。

月間の印刷量が多い事業所ほど、リサイクルトナーへの切り替えによるコスト削減効果は大きくなります。たとえば月300枚印刷する事業所が純正トナーからリサイクルトナーに切り替えた場合、年間で数千円〜数万円規模の削減につながるケースもあります。

リサイクルトナーを選ぶ際の安心ポイント

STMC認証基準

国際的なリサイクルトナー品質基準である「STMC」に準拠した製品は、印字品質・部品品質について一定の基準をクリアしています。当店の取扱商品もこの基準を確認したものを中心にラインナップしています。

1年保証付き

万一印刷品質に問題があった場合も、ご購入から1年以内であれば交換・返品対応いたします。はじめてリサイクルトナーをお試しになる法人のお客様にも安心してご利用いただけます。

メーカー保証への影響

純正品以外のトナーをご使用いただいても、プリンター本体のメーカー保証が原則失効することはありません。ただし、トナーに起因すると判断された故障については、メーカー修理の対象外となる場合があります。

環境・SDGs対応

使用済みカートリッジを再生するリサイクルトナーは、廃棄物の削減と資源の有効活用につながります。環境配慮・SDGsへの取り組みとして、社内やお取引先へのご説明にもご活用いただけます。

よくあるご質問

2026年のメーカー各社の値上げ対象を教えてください。

キヤノンは2026年9月1日出荷分より価格改定を実施済みです(改定率は非公表)。NECは2026年9月30日よりMultiwriterシリーズ消耗品を約3〜10%改定します。ブラザーは2026年10月1日よりトナー・ドラム74品目とインク106品目を約5〜10%、エプソンは同日よりページプリンター等186品目とサービス1,398品目を、OKIも同日より消耗品・本体・用紙305品目を改定します。詳細は各メーカーの公式発表をご確認ください。

トナーの値上げはいつまで続きますか?

原材料費・円安・物流費・印刷市場の縮小といった構造的な要因が背景にあるため、短期間での大幅な価格下落は見込みにくい状況です。値上げ情報を早めに把握し、計画的に対応することが有効です。

なぜ純正トナーはこれほど高いのですか?

残量検知チップなどの電子部品コスト、海外調達に伴う為替の影響、販売数量の減少による1本あたり単価の上昇などが重なっているためです。

リサイクルトナーに変えると印刷品質は落ちますか?

STMC認証基準に準拠した製品であれば、純正品と同等の印刷品質が確保されています。当店取扱品は品質基準を確認した商品を中心にラインナップしています。

リサイクルトナーを使うとプリンターのメーカー保証は無効になりますか?

純正品以外の使用でプリンター本体の保証が直ちに失効することは原則ありません。ただし、トナーに起因すると判断された故障はメーカー修理対象外となる場合があります。

値上げ前にまとめ買いしても問題ありませんか?

計画的なまとめ買いは有効ですが、トナーには保管条件と推奨使用期限があるため、消費ペースに見合った数量にとどめることをおすすめします。

まとめ

このコラムのポイント

  • キヤノンが2026年9月1日、NECが同年9月30日、ブラザー・エプソン・OKIが同年10月1日より純正消耗品を順次値上げ
  • 純正トナーの値上がりは原材料・半導体・円安・物流費・市場縮小の5要因が重なっている
  • 構造的な要因が多く、価格上昇圧力は短期では解消しにくい
  • 対策は「計画的な調達」「リサイクルトナーへの切り替え」「印刷運用の見直し」の3つ
  • リサイクルトナーは純正比で約30〜60%のコスト削減が可能
  • STMC認証基準・1年保証があれば品質面でも安心して切り替えを検討できる

純正トナーの値上がりへの対策として、リサイクルトナーへの切り替えを検討されている法人のお客様は、まず対応機種の商品ページをご確認ください。型番がわからない場合や複数機種をまとめて検討したい場合は、お気軽にお問い合わせください。

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